【遊戯王】イグナイトの各カードの効果について
「イグナイト」とは、2015年4月に発売されたパック「クラッシュ・オブ・リベリオン」で初登場した、炎属性・戦士族で統一された、ペンデュラム通常モンスターを中心としたテーマである。
この、イグナイトP通常モンスターたちは、以下の共通のP効果を持っている。
(1):もう片方の自分のPゾーンに「イグナイト」カードが存在する場合に発動できる。
自分のPゾーンのカードを全て破壊し、
自分のデッキ・墓地から戦士族・炎属性モンスター1体を選んで手札に加える。
この効果によってイグナイトは、Pゾーンに貼った二枚をエクストラへ送りながらサーチを繰り返すことでエクストラ肥しとペンデュラムの準備を同時に行える。
長所
抜群の安定力、何度でもエクストラから蘇る耐久力、通常モンスター+戦士族なので豊富なサポートカードが使用できる。Pゾーンを空けやすい。などの点などがあげられる。
短所
無計画に手札を消費しすぎるとエクストラにイグナイトが溢れているのにペンデュラムできないという事態に陥る。虚無空間などの特殊召喚封じに弱い。P召喚を多用する上にステータスが地味に高いので奈落にまとめてボッシュートされるという集団コントを繰り広げる。などがあげられる。
その他のカードについて。
イグナイトの最上級モンスターとして効果モンスターが二体存在する。
レベル7 アヴェンジャー。レベル8 スディンガーである。この二体は似た効果を持っている。(1)の効果は微妙なので触れないとして、重要なのは(2)の効果である。
(2):1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドの
「イグナイト」モンスター1体を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻し、
ここで分岐する
「アヴェンジャー」
相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで持ち主のデッキの一番下に戻す。
「スティンガー」
相手フィールドのモンスター1体を選んで持ち主のデッキの一番下に戻す。
このとき効果対象に取るのは自分フィールドのイグナイトのみであり、バウンスする相手カードは対象に取らない。なんという痒い所に手が届くカードだろうか。手札切れを防ぎつつ対象をとらないバウンスができる。
イグナイトの罠・魔法について
イグナイトの専用カードは場魔法、速攻魔法、永続罠、の三枚である。
「イグニッションP(フェニックス)」
フィールド魔法
(1):フィールドの「イグナイト」モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
(2):1ターンに1度、自分フィールドの「イグナイト」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、デッキから「イグナイト」カード1枚を手札に加える。
イグナイトのカードでありながら、このカードのみ「イグナイト」の名を冠していないのが特徴である。攻守300アップは地味なようでいてありがたい強化である。
「イグナイト・ユナイト」
速攻魔法
「イグナイト・ユナイト」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの「イグナイト」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、デッキから「イグナイト」モンスター1体を特殊召喚する。
相手ターンに使って逃がすのもよし自分ターンの追撃に使ってもよし。最上級のアヴェンジャーとスティンガーは、このカードで出すのが理想である。
「イグナイト・バースト」
永続罠
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズにこの効果を発動できる。
このカード以外の自分フィールドの「イグナイト」カードを3枚まで選んで破壊する。
その後、破壊した数だけ相手フィールドのカードを選んで持ち主の手札に戻す。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
自分のエクストラデッキの表側表示の「イグナイト」Pモンスター1体を選んで手札に加える。
このカードがあるだけで、イグナイトは圧倒的バウンス力を手に入れる。どんどんバウンスしてガシガシ攻めていくのが理想。
その他イグナイト関係のカード
イグナイトの名を冠するカードとしてはもう一つある
「イグナイト・リロード」
速攻魔法
「イグナイト・リロード」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札のPモンスターを任意の数だけ相手に見せ、
デッキに戻してシャッフルする。
その後、自分はデッキに戻した数+1枚をデッキからドローする。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はカードの効果でドローできない。
ペンデュラムモンスターを大量に採用しているデッキであれば、手札交換手段として有能である。しかし、イグナイトはサーチ効果が強いので採用するかは微妙であるが、デッキ駆逐によっては成金ゴブリンよりもずっと強い!!
イグナイトに関する小ネタ
「フレンドリー・ファイア」
通常罠
(1):相手の魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
そのカード以外のフィールドのカード1枚を対象として発動できる。
対象のカードを破壊する。
このカードのイラストはデリンジャーが友軍のイグナイト達に向かって発砲しているものである。イグナイトのP効果は両方のPゾーンのカードが破壊されないと効果が達成されないので不発に終わる。
なんだイラスト通りじゃないか。
今回は、各カードの効果についてのまとめを行った。
次回からは、実用的なコンボやデッキ構築の種類ついて書こていこうと思う。